26回目(試乗会・2012-2013小回りモデル)

 今シーズン子供のコーチをしてくれた準指導員のT彦氏曰く、小回り系オールラウンド1台あれば準指まで十分イケるっすよ、とのことであり、この間の市民総体のスラロームでも上位の人は専用モデルや小回り系モデルを使っている人がほとんどだったので欲しいなあ、買おうかなあ、と物欲がふつふつと沸いてきました。
 で、本日試乗会だったので早速小回り系の板3台を試乗しちゃいました。

【条件】
天候:曇り
場所:米沢スキー場
雪質:ベタ雪気味。圧雪整備後に数センチベタ雪が積もったものが
    荒らされてちょっとモコモコしている。
    エッジは引っかかるようなモコモコに足を取られるような微妙な状態。
試乗者:ロッテファン、アラフォー男、165cm 55kg、1級

①HEAD I..SUPERSHAPE
 165cm 121/66/106 R11.4m
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 2011-2012モデルから板はそのままでプレートが変更されたとの事。今シーズンモデルのレビューを見ると良くも悪くも軽いとの事だったのですが乗ってみると予想通り軽量&非力系スキーヤーのワタクシにはかなりマッチしているのがすぐ分かりました。ターンのきっかけがつかみやすい。内足のアウトエッジもちょうどよくグリップしてくれるので谷回りから思い切って体を任せる事が出来ます。後半にかけては激しく切れ上がる感じではないので板が抜けていってしまうことも無く気持ちよくショートターンが出来ました。たまにグン!と走る感じがあったのでこれを引き出す滑りがいつも出来れば更に楽しそう。ロングもよほど飛ばさない限りはこれでいける感じでした。コブのバンク滑りも軽さのおかげでテールコントロールがとても楽でした。引っ掛かり気味のやや荒れた雪でも思うように切れ・ズラシが出来、コントロール性が非常に良いので頼りない感じはありませんでした。草レースにも使えそう。女性上級者や体重の軽い人、アラフォー以上の方には一押し。自分の中では総合トップ。
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↑テール部にはカーズシステムなるものが搭載されています。ブザーなどに使用されるピエゾ素子をテールに埋め込み、ターン前半には板のたわみによってピエゾ素子から発生した電荷を蓄え、後半にはマイコン?が適切なタイミングで今度はピエゾ素子に電荷を放出、フレックスを一時的に固くして走りを引き出すそうです。手で曲げても固い板をコントロールするために必要な電荷がこんなスペースに蓄えられるはずはないのでまあ気休めですが。すごいことにレーシングモデルにも搭載されています。ワタクシには効果は全く分からず。きっと信じる者のみが救われるのです(笑)。
 

②ATOMIC BLUESTER S
 165cm 123/67/107.5 R11.5m
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 TYPE-Sの後継機とのこと。ショップの方によると今回のモデルも大好評らしいです。値段が高いのが最大の弱点だと思います。さて、滑ってみると安定感とグリップ感がものすごい。ターン前半はエッジがグリップするというよりは雪を押しのけて板全体が食いつく感じ。フォールラインから後半はオートマチックにターンを描いてギュイーンと抜けていきます。ロングターンも全く問題なしでした。この板は非常にポテンシャルが高いですが、ワタクシには勿体無いというか性能を出し切る事が出来ないです。ミドルからロングは(目的外だけど)楽しめるのですがこの板のメインの用途であるショートターンはカービング要素の強い、レベルの高いもの以外は受け付けないようです。ズラシを使ってごまかそうとしたらきっぱり拒否されました(涙)。脚力・体重のある方(腰痛・膝痛持ちは不可)、テクニカル以上の方、スキーに人生をかけられる方向けだと思います。素晴らしい板なのは間違いないです。こんな板を乗りこなせるようになりたいなあ。


③SALOMON 24HOURS POWERLINE TI(正式な名称はわからず)
 162cm 119/71/101 R13.6m
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 最後にちょっと短めの板ですがサロモンの小回り系オールラウンドを。アトミックの後に乗ったらいきなりこけそうになりましたが他の2台に比べてターン前半の捉えはソフトで自分から仕掛けていく感じです。あれ、一昔前のサロモンはオートマチックな感じだったのにこれはかなりノーマルだなあ。かといって滑りにくいわけではなく、むしろショートターンは一番やりやすい印象でした。ずらしやコブも楽で、名前通り本当に疲れ知らず! 1級~2級レベル、楽しく1日滑りたい人にはお勧めです。(逆に言えばBLUESTER Sは半日持たないと思う)
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 スキーの歴史上初めてモノコック構造を実現して革命を起こしたサロモンからこんなまじめなサンドイッチの板が出るなんて感慨深いですね。
 

 ・・さて、3台乗ってみて思ったのはそれぞれ個性があって面白いなあということ、それから今履いているATOMICの2009-2010モデルのVF-1、ヘタッてきたかも(涙)ということです。今日試乗した板と比べると明らかにトップの食いつきが足りず、安定感が足りなく感じました。 3シーズン、80回ちょっと乗ったのでそろそろかも知れません。名残惜しいですが買い替えだなこりゃ。